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パリと日本で舞台、買い物、美食、夜遊びを楽しむ女二人旅。パリのお得情報もお楽しみに!


by musica_k

幻の現代美術館

フランスの大富豪、フランソワ・ピノー氏はこのほど、セーヌ川のスガン島に日本人建築家、安藤忠雄氏の設計で進めていた現代美術館の建設を断念したと発表した。
現代美術館の建設計画はピノー氏が2000年9月、仏自動車大手ルノー社の幹部とともに発表。スガン島にあった同社工場跡地を利用して現代美術館を建設し、ピノー氏が所有する美術品を展示して2005年に開館する予定だった。しかし、同島の自然保護を訴える環境団体の反対などで、断念。これに代わり、ベネチアで購入済みの建物を現代美術館とする意向だ。


このピノー氏はプランタン・デパートやクリスティーズのオーナーです。その財力を元手に膨大な美術品コレクションを持っており、それを公開したいという希望を持っていたようです。スガン島は昔、ルノーの工場があったくらいなので、結構広いんですね。
セーヌ川の島といえば、ノートルダム寺院などのあるシテ島が有名ですが、スガン島は初耳。そこで場所を調べてみると16区に接するパリ南西のブーローニュ・ビヤンクールにあるそう。ちょっと観光名所から離れてはいます。

建設費はなんど1億5000万ユーロ(円じゃないですよ!)だとか。個人では全部負担しないとは思いますが、驚きますね。実現すれば、欧州有数の規模の美術館になる予定だったそうです。

ルーブル美術館だけでもたいがい巨大なのに、これ以上まだ同規模の美術館を作ろうと思わせるパリの魅力。日本人の私にとってはただ感服するばかりです。

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by musica_k | 2005-06-10 18:58 | 個人旅行のコツ